2024年元旦、日本中は穏やかな雰囲気で新年を祝う筈だった。
16時頃に能登半島を襲った大地震は少しだけで済まされる事態じゃ無くなり、震度7の規模で石川県中の建造物が崩壊したそうだ。
日本海沿岸だからか、津波の影響も激しかった。新潟県中越地震の悪夢の再来か、東日本大震災の地獄の繰り返しか?
だけど、東日本みたいな日本壊滅の危機にはならなかった。
しかし、どうして1月1日のめでたい日にピンポイントで地震が起きるのか?
余りにも唐突すぎて今年の情勢が不安になってくる!今年の干支は辰だから、竜神様がお怒りになって災いが連発するみたいな........
9年前に訪れた石川の記憶
石川がどれだけ素晴らしい所なのか、その場へ行って体感したことがあった。
まず楽しかったのは、和倉温泉だろうか?金沢から古そうな気動車に乗って北国の寒さに震えながら訪れた。巨大な屋敷の様な共同浴場で浸かったが、お湯をなめるとかなりしょっぱかった。本物の北国で堪能した温泉はとても熱く感じて気持ち良い!僕は温泉が大好きでどこでも入りに行くが、ここはかなり特別な雰囲気だ。
近江町市場の話もしようか。親父とカニを買いに行くため、市バスに乗ってワクワクしながらやってきた。新鮮でうまそうな海産物が目白押しに鎮座してある。目的のカニが売ってあるお店をゆっくり探し、やっとちょうどいいお店を見つけた。ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニ....。そんなにお金もないからズワイガニだけ5杯ぐらい購入する。店主のお母さんはかなり人が良く、ここのカニはみんな正真正銘の石川産と教えてくれた。一緒に写真も撮ったかな....?ホテルに帰って、さっそくかぶりつくともううまい事!足の中の身がぎっしり詰まってて、弾力があり味も豊か。それまでカニなんてまともに食べたことなかったけど、これをきっかけにカニも好物となった。
おしまいに石川県立美術館の事も話そう。親父がもう一回見たかった工芸品で、色絵雉香炉という物が展示してあった。江戸時代の中ごろに作られた様だ。色彩は鮮やかで、青緑で優雅な雉の特徴を緻密に再現してある。どうやら香煙などを中に入れて使うものだったらしい。
大変な状況の石川へ思いをはせる。
僕が訪れた上の名所たちは今どうなっているだろうか?わかる限り、和倉温泉は給水配管が破壊されて悲惨なことになっている。
市場の皆さんは無事だろうか?美術館の香炉は無傷だろうか?
心配しても心が痛くなるだけ。今は一刻も早い復興と平安を祈るしかない!
石川で被災された人たちを励ますために頑張ってる人たちももちろんいる。
迷惑系YouTuberとして影響力を付けたへずまりゅうは、暖かくて美味そうなラーメンをたくさんの被災者に振舞った。
だけど、不幸にも死んでしまった人たちが居る事も無視できない。そんな人たちのためにも、生き残った人たちは笑顔を忘れちゃいけない。地震が多い日本だからこそ、日本人は強い心を持てばいい。最近のこの国は後ろ向きだから。
いっしょに前進!能登半島に勇気を!